ビニールクロスはやめて素材感のあるインテリアに。
- 2019-04-10
- げんば
西ヶ窪浜の断熱リノベではインテリアにラワンベニヤを多様しています。
ラワンベニヤ、暮らしの工房では使うことがもちろん多いのですが、世間一般的には下地材料として使われ仕上げ材としての認識はほとんどないのかもしれません。
現在のラワンベニヤは赤身や白身が混ざり合い、綺麗な材料が揃いにくいのも下地材として使われることが多い原因かも。。。
そんなラワンベニヤを暮らしの工房で使う理由は、安価で素材感が得られるから。
自然素材を使った家づくりをしている暮らしの工房では、内装の壁を漆喰、卵の殻を使ったヴィーナスコートやエッグウォール、珪藻土の壁紙、木というのがスタンダードでその時の状況に応じて使い分けています。
素材感を失うビニールクロスをどうしても使いたくはありません。
今回はコストダウンが大きな課題だったのですが、安易にビニールクロスでまとめてしまっては暮らしの工房に依頼してきた意味がなくなってしまうので、思い切ってさらに安価なラワンベニヤでご提案。
ビニールクロス貼るぐらいなら思い切ってコストダウンと素材感を手に入れたい。
ラワンベニヤは安価なだけで素材感は抜群のいい材料ですから、あとは設計の腕次第というところです。
いうならば雑魚や不整形な野菜(味は変わらず美味しい)をしっかりと料理して出そうということなのかもしれません。
そんな挑戦をした西ヶ窪浜の断熱リノベ。
そうはいうものの、一抹の不安があり内心ドキドキしていましたが仕上がるに連れて安心感が出てきました。
キッチンには定番タイルを。
この頃は色々なタイルを試していましたが、今回はリノベ×ラワン×定番タイルというザックリ加減をいい感じにセレクトしました。
ラワンの壁にヤコブソンのブラケット。
それぞれが引き立てているような、いい関係に思います。
空間を締めるポイントになってます。
雑魚や不整形な食材を丁寧に素材を生かして料理して、美しい漆や陶器のお皿に盛り付けたような。そんな感覚。
予算がないから「しょうがない」、ではなく、思いっきり発想を変えてみる。割り切ってみる。
そうすることでいい結果を生み出すことが多々あります。
まだ不完全な段階でいい方向に向かうことが見えているので、完全体になるのが楽しみです。
そんな西ヶ窪浜の断熱リノベは4月20日(土)21日(日)に見学会を開催します。
見学会の詳細、参加申し込みはこちらから。