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コラム
column

気密測定と気密について

港町の家で気密測定を行いました。

 

測定結果はこちら

家づくりを始めるにあたり、色々と見たり勉強したりしている人にとって

 

「気密」

 

ってフレーズは頻繁に目にするのではないでしょうか?

 

 

高い気密性能を持つことで冬の寒い隙間風を減少させ

夏の湿った空気の流入を防ぎ

家の中の快適性が増します。

 

気密と言われたら見る数字は

 

C値」

 

とだけ、覚えておいて損はないです。

これがどれぐらいなのかの基準を知っておきましょう。

 

C値というのは

総隙間面積 αA ÷ 床面積

 

必然的に分母である床面積が増えればC値も小さくなる傾向にあるので

基準を超えた大小はあまり考えなくてもいいのかなと考えます。

 

だいたい、0.4程度でいいのではと。

0.3でも、0.2でも、0.1でもこの値まで来ると

小さくなったからよくやった。

とも思えず

 

色々な要因があり、ここまでくれば結果論で無理に求めるものでもないかな?

と思います。

 

無理にというのは

気密のために窓をなくす。

気密のために引き違い窓をやめる。

 

気密のために、必要なものまで変えるということ。

 

ある基準をキープできればバランスを保って家づくりしたい。

これは気密だけでなく全てにおいて言えることです。

 

で、港町の家。

もう一度測定結果を上げておきますので

どこの数字を見ればいいか

確認して見てください。

家全体の総隙間面積 29㎠

家の床面積 173.21㎡

(気密の関係する面積、床面積から、床下エアコンのため床下の面積、勾配天井の一定割合など)

気密C値=29㎠/173.21㎡=0.16….. およそ0.2㎠/㎡

 

となっています。

分母の数字で大きく変わるから、一定数以上は気にしなくていいし、一喜一憂しなくていいのはご理解できると思います。

 

うちは0.3だ。うちは0.27だ。うちは0.2だ。うちは0.16だ。

と、比較し、競い合ったところで正直意味はありません。

 

一定水準のクリアを目指しましよう。

 

だいたいどの住まいも同じような数値です。

安定して気密性能が確保できているので次はいかに手数を抑えて気密性能を確保するか。

 

そっちが大事かなと思います。

 

ここ何軒かは大工さんとそんな話をしながら進めていますが、

結局基本的なことしかやってないから、なかなか省力化するものが見当たらない。

大工さんに

「もっと楽な方法ない?」

って相談すると

「ん~、どれも抜けないよね」

と。

今は答えがなくそんな現状。

真面目な大工さん。

ほんとありがたい存在です。

 

 

 

 

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