災害時に安心感を得る住まいをつくりたい。
- 2024-01-16
- 仕事の風景
年明けからだいぶ過ぎましたが、、、
2024年最初のブログ。(メルマガではすでに発信してますが。。。)
本年もよろしくお願いいたします。
2024年はブログの方も頻度を高めたいと思っています。
2024年は元日から大変な日になりました。
能登半島地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
そして一刻も早い平穏と復興をお祈りいたします。
私自身も義実家にて強い揺れを経験し、息子と入浴中だったのですが家が崩れてしまうのではないか?
どうやったら回避できるのだろうか?と息子を抱えながら考えていました。
揺れがおさまったときには、浴槽のお湯が半分以上洗い場へ流れ出て、それがそのまま脱衣場まで流れ込みびしょびしょに。
その後、津波の避難に急ぎました。
ここで思うことは、地震で揺れたときに家が倒壊してしまうのではないか?という不安。
揺れたときに恐怖に感じました。
揺れたときに家は大丈夫。
と思える安心感と備えはかなり重要なのではないかと思います。
大きな揺れに見舞われた時、とりあえず家は安全である。ということが次の行動を迅速にできる。
津波に対して木造住宅は無力に近いですが、家が障害にならなければ迅速に避難できる。
そんな事を感じました。
津波から一定時間経過してからは、大きな余震もあるので自宅にて過ごしました。
自宅であれば構造計算と耐震強度の裏付けがあるので、少なくとも他より安心できる。
そう思える新年でした。
今まで全棟構造計算を実施し、積雪荷重を考慮しながら耐震等級3、2という家づくりをしてきましたが、これらは正直なところを言えば、私自身が設計するために安全面への不安を払拭したい(自己保身)ということと、社会的なニーズにより最低限これらをクリアしておきたい。一定の高水準な品質を提供したい。という思いで行ってきました。
しかし今回の地震を経験することで、本当の意味で耐震性の高い家の優位性、恐怖時における頼れる安心感、安心感があるからこそ次への行動が取れるという事を実感できたと思います。
耐震性も断熱性も有事の時に安心に変わる事である。安心できるということが相当重要だなと思いました。
等級やランク付など、それらが売れる指標のように明示される違和感があるのだけれど、本来の目的は災害に強くなることや有事に安心できること、エネルギー削減のためや、快適性の確保であるということを忘れないようにしたいし、今年はそんなところを発信したいなと思います。
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