column
いつまでもかわらないデザインに価値がある。
- 2021-10-26
- モノコト
椅子の魅力をしってから
実際いろいろと座ってみて
ずっと欲しい椅子がありました。
発注してから数ヶ月
待っていた椅子が事務所に届きました。
この椅子です。
NO42と言われる椅子。
毎回、だいたい上棟前後に
オーナーさんと一緒に長野市のアメニティーショップアイさんを訪ね、
椅子などの購入アドバイスを行っています。
この椅子はその時に
「来月から値上げだそうです」
と教えてもらい、
ようやく手に入れる決心がついたのです。
いつでも買えると思うと
いつまでも買わないですね。
北欧、デンマークの椅子で
カイ・クリスチャンセンが
1956年にデザインした名作です。
背もたれが微妙に動き
あたりが調整されるフィット感
座面のクッションの硬さの良さ
ハーフアームとつながる脚
エレガントなプロポーション
一家に一脚は欲しい椅子です。
65年もの間、
大きなデザインチェンジがない
というのも名作椅子の価値。
現在、実は日本で製作されています。
宮崎椅子製作所というところで。
この椅子も
オーナーさんと一緒に家具を見に行くと
ほぼほぼ気にいる一脚です。
難点は届くまでに時間がかかる
というところか。。。
発注から3ヶ月ほどかかります。
上棟後行くと、タイミングによって
新居生活に間に合わない。。。
なんてこともあり
別の椅子を選ばれることも。
でも、ほんといい椅子です。
私が選んだフレーム樹種は
チェリー。
チェリー材の経年変化が好きです。
座面は
デンマークのテキスタイルメーカー
クヴァドラ。
ウール生地を使っています。
カーペーットでも張り地でも
一度ウールを体感してしまうと
ウールオンリーになってしまう。
それほどいい素材だと思っています。
セーターとかの印象で
みなさん少し敬遠しがちですけど
ウールはほんとオススメです。
家具打ち合わせでは
北欧家具をお勧めすることも多い。
名作ということももちろんのこと
何十年も変わらないデザインに
とても価値があると思っています。
普遍的なものって
とても魅力的で
とても美しい
事務所でも少しだけ体感できる
ご用意はあります。
家づくりをお考えの際は
椅子にも興味を持ってもらえると
何かが拓けて面白いです。笑
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