その設計にたどり着くまでに考えるいくつかのこと。
- 2019-05-29
- 仕事の風景
現在設計中のプロジェクトも終盤を迎え、楽しそうで心地よさそうな家になってきました。
日曜日の打ち合わせから、いくつかを修正する課題が出てきたので、ここ数日は小さな設計変更に、あぁでもないこぉでもないと頭を悩ませ。
色々なルートを辿ってようやく落ち着く形に。
その結果、元の設計案とほぼ変わらない設計に気づくとなっていました。
課題に対して要件を落とし込み、その上で気になるところや無駄な部分、イヤラシイ部分を気に入らないので削ぎ落としていく作業。
一見、結果だけ見るとテキトーにチャチャッと直しただけのように思われかねないほど、結果は単純で変わりばえがあまりしない。
でも、それがいい方向へ向かっているデザインだと思う。
だからこそ、デザインの過程をもっと知ってもらうべきだなぁとつくづく思います。
一本の線の為にどのようなことが集約されているのか見てもらえると、デザインの面白さが伝わるのかも。。。
ということで写真はその過程を。。。
何書いてあるか殴り書きのようでわからないと思いますが、トレーシングペーパー(半透明の紙)に線を重ね、色々なことを検討します。
こんな紆余曲折を辿って、結果あまり変わらない。。。(原点に帰って行く)というのは、設計あるあるでもあったりします。
このような過程を知ってもらうべく、インスタやフェイスブックへ投稿して、仲間の設計者と笑いあったりしたのですが、インスタグラムを見たという方から非通知で電話を頂きました。
「テキトーにチャチャッと直しただけって、あまりにも施主さんに失礼でないですか?」
「えっ。。。」と戸惑っている数秒で、ガチャっと切られてしまいました。
通りすがりに殴り去られたような気持ちに。。。
誤解を解消する間もなく、関係が途切れてしまったので弁明させて頂きますが、テキトーにチャチャッとなんて仕事はしていませんのであしからず。
毒にも薬にも(薬にはなって欲しい)ならないSNSの投稿をしているつもりだったので、突然のこと、初めてのことでびっくりしました。
まぁ、ありがたいことにいろいろな方に暮らしの工房のインスタを見てもらっているのだなぁと感じられて感謝です。
毒にも薬にもならない投稿ですが、家づくりや暮らしづくりに少しは参考になるかと思います。
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