アメニティーショップアイさんで椅子セミナーに参加。椅子の選び方を学ぶ。
- 2018-09-25
- 仕事の風景
少し記事にするのが遅くなりましたが。。。
先日、いつもお世話になっている長野市の家具屋さん、アメニティーショップアイさんで椅子デザイナー井上昇さんのセミナーに参加してきました。
井上さんは暮らしの工房オーナーさんたちも一目惚れ(座り惚れ?)してしまい購入するawazaのデザイナー。
人間工学に基づいた椅子のデザインをされる魅力的なデザイナー。
元々がオフィスチェアのデザインをされていたこともあり、長時間座るために人間の正しい骨格の位置を保つことを考えられているので、座り心地抜群な椅子を数多く生み出しています。
人間工学から導かれるデザインは、無駄がなく確かな骨格をもち、美しいデザインになる。
建築、住宅においてもとても大事な観点。
人間工学の観点を色々と聞けて大変勉強になりました。
印象的なフレーズは、「椅子は第三の服である。自分のサイズにあったものを選ばなければ体に負担になる。」ということ。
暮らしの工房では北欧家具も多く扱うけど、やはり欧米人と日本人では根本的なサイズが違う。
長く座るためには自分のサイズにあったものを選ぶことが大事とのこと。
なるほど。奥が深い。
大きくても小さくてもダメということで、一脚一脚を吟味して、試し座りして購入したい。
だけど、北欧家具も憧れがあるんです(笑)
もちろん井上さんも北欧家具が好みのよう。
椅子コレクションの中から、ウェグナーのザチェア(写真手前)を持ってきて見せてくれた。
ケネディ大統領が座ったことで有名なザチェア。
大柄な人が座って程よく納まる椅子は、小柄な日本人には疲れやすいようです。
でも、やっぱりカッコいい。
ただ、座面の藤やペーパーコードなど仕組み、フレームを内側に圧力がかかる構造的な仕組みなど、やはり優れたデザインには色々と訳がある。
こういった椅子のお話を、直接デザイナーのウェグナーに会った時の感動や対談のお話、ウェグナーの人柄等をセミナーではお話ししてくれました。
一流デザイナーのフィルターを通って、家具のこと、文化のこと、建築のことを語られるととても勉強になります。
やっぱり家具って奥が深い。面白い。
椅子を選ぶことも家づくりの一つ。
趣味と実益を兼ねてもっともっと勉強して、オーナーさんたちのサポートをしなければ。