column
オリジナルキッチンで空間と暮らしに合わせたキッチン空間へ。
- 2019-08-19
- げんば
国府池畔の家にキッチンのステンレスカウンターが入ってきました。
ほとんどをオリジナルの製作キッチンで作っている暮らしの工房のキッチン。
カタログにあるものから選んだり(といってもキッチンはパネルの色や柄など。。。)しないので、設計段階でどのように使うかを検討しながら毎回設計しています。
キッチンの形としては、ストレートのI型、直角に曲がったL型、シンクとガス(IH)が分離したニ型(といってみる)とが一般的で、どのようにキッチンを取り巻く空間をつくるかで変わってきます。
カタログ選びの主体はキッチンそのものですが、オリジナル製作は空間と暮らす人が主体となってキッチンは後からついてくる。そんな自由度を持っています。
しかし、いくら自由といっても人が使うもの。
「なんでもできる」と、人の動きを無視した見栄えだけのキッチンをつくってみると、とても使いにくいものになる。
だからある程度決まって寸法体系を持ってキッチンの設計にあたっています。
キッチンの形がいくつかある中で、国府池畔の家でつくるキッチンは『へ』型。
直角よりも角度が浅い折れ曲りで、ブーメラン型。
投げたら戻ってきそうな形は流れがスムーズに移行できて使い勝手は良さそうです。
システムキッチンでは叶うことができな形がどのように空間に取り付くか楽しみです。