column
ブラッシュアップを繰り返す。
西本町の家は器具がついたり建具が入ったり、完成に向けて最終段階。
そこに来てさらに検討を重ね、建具をつくり直すという暴挙に。
出来た仕事をやり直すというのは並大抵のものではない。
間違っていたら直さなければならないけど、決して建具屋さんは間違ってない。
設計も当初の予定通り狙い通りなので間違ってはいない。
これでも十分問題ないし、普通の人なら何がおかしいかなんて気づかない。
いや、だっておかしくないんだし(笑)
ちゃんと設計意図もあるし。
でも、思いに引っかかることがある。
次はこうしようとか、今度はここをこうしようとか、こうしたらもっとよくなるんじゃないか?とかで次に活かしていく。
そんな打ち合わせを現場では職人さんと交わすことが多いし、それが暮らしの工房の家づくりを支えている。
今回は建具屋さんが若干の調整に一度引き下げるというので、宿題は先延ばしにせずにこの現場で解決しようと試みる。
障子を一本作り直し。
正直高い勉強代。
その意図に付き合ってくれる職人さんに感謝です。