メニュー
3-6-35mahorobakanⅡ-A, Kokufu,
Joetsu-shi, Niigata, 942-0082, Japan
コラム
column

ミーレの食洗機で手にする自由な時間。

食洗機。

食後の食器を自動で、熱湯で、綺麗に洗って乾燥までしてくれる機械。

毎食後、食器洗いに20分を費やしていたとしたら、一日1時間の自由な時間をつくりだしてくれる時間製造機とも言える。

ただし、食洗機といっても国産メーカーから海外メーカーまでたくさんの機種があるし、値段も上から下まであるので単純にどれがいいか迷います。

ミーレなんて知る人が聞けばキラキラした憧れの食洗機なのかもしれません。

そんなミーレ(だけでは無いけど)のショールームに足を運びました。

あまりキラキラ要素が無い暮らしの工房の住まい。

簡素で実用的で美しく心地よさをとことん考えて家づくりをしている暮らしの工房スタイルでは、オッシャレなミーレの食洗機なんて輝かしすぎてマッチングできるのか?なんて少し気恥ずかしく思う今日この頃。

しかしなぜ足を運んだのかというと、ミーレを筆頭に海外メーカーの食洗機にしか今のところ無い魅力がたくさんあり、採用を増やしていこうと思っているのがきっかけ。

その魅力とは、「大型」であるということ。かっこよさ、おしゃれさは二の次、三の次(と強がりを)。

一般的な国産メーカーの標準的なサイズはW450mmで、一度に4〜5食(人と数えた方がいい)分の食器が洗える容量がほとんど。

4人家族なら毎食毎に食洗機を作動させるイメージです。

最近大型化されてきた国産メーカーで最大サイズだと、8人分程度の容量のものがあります。メーカーは限られます。

およそ食事2回に一回。

お昼は学校や仕事でお弁当。朝回して、夜はお弁当と夕ご飯で一回。という暮らし方になるか?

どうしても食事毎に作動させなければならないし、作動させるには食洗機内の食器を入れ替えなければならない。

めんどくささがつきまとい、次第に手洗いが増えて使わなく。。。なんてこともあるのかもしれない。

そんな国産メーカーを尻目に、海外メーカーはほとんどがW600mm、12〜15食容量の大型サイズ。

一日3食が一度に回せるとても合理的で実用的なサイズになっています。

海外のこういう合理的なところがとても考えさせられます。

もちろんコストもいいのですが、国産メーカーのおよそ3倍。

単純に1食分ごとに価格が跳ね上がる感覚なので、金額差はないとみるか。。。

冒頭に書いた「時間製造機」。時間をこの値段で買うことができ、他のことに費やせるとなると私はそんはないと思うし、びっくりするほどの価格でもないと感じます。

単純価格差20万円。家づくりでの導入ならこの金額、どこかの仕様変更で対応も十分可能。

ということで、今後のキッチン設計には、W600というミーレの食洗機が入る前提で設計を見直したいと思っています。

 

このミーレのショールーム、長野市のヤナセさんにあります。

キラキラしたベンツのショールームの2階。

ミーレのショールームの裏には2400万円のベンツが。。。

弊社の家づくりと世界観が違いすぎて若干戸惑いますが。。。

憧れで魅了させる商品提供とは違う視点で家づくりに埋め込んでいきますので、キラキラおしゃれ感に恥ずかしさを感じてしまう私のようなあなたも大丈夫です(笑)

 

 

(もう一つの気づきとして)

海外メーカーは寸法規格が明確になっていて、W600というのが一つの基準。

洗濯機も規格変更しないので買い換えても入らないということがあまり無い。

こういったところはとても魅力的です。

国産メーカーは寸法がバラバラすぎな上に、廃番、リニューアルしすぎな気がずっとします。

一過性ではなく、ロングライフなものづくりの視点は絶対になくすべきではないでしょう。

 


関連記事
  • 上越から十日町までの旅路。

  • 荻野寿也さんによる造園ワークショップを開催しました。

  • 雪国ならではの暮らしを楽しむ仕掛け。ピットリビング。

  • 家づくりを考えはじめたらやるべきこと。暮らしの教室。

  • 断熱リノベーションで快適性を手に入れる。

この記事をシェア