column
リノベーションの現場にて。
- 2019-02-19
- げんば
断熱リノベ工事を行なっている西ヶ窪浜リノベ(仮タイトル)。
改修工事をしているとよくあることが、図面と現状が違うということ。
築30年の住まい。30年前は手書きの図面が多いからなかなか修正が難しいのか?
壊してみて現状を確認しながら再度進めるということが頻繁にあります。
リノベ工事は図面だけでは進まない、その場その場の瞬発力みたいなものも時として必要とするのでそこが辛くもあり、醍醐味でもあり。
職人さんと今ある現状をみながら、あーだこーだと方針を決定していくのです。
今回は壁を壊したら柱の位置、筋交いの入り方が図面と違っていました。
ぶち破れる壁の判断が違っていて、若干の設計を見直して変更です。
家を解体すると30年という月日が経っていてもそこは当時のままの工事の様子が見受けられます。
まるでタイムカプセルのように。
たまにすごい状態のものを見ることもあり、工事当時の常識やモラル、情報量などが想像できて面白い。
そして、30年後に私の仕事が他者によって覗かれた時に「いい仕事していた家だった」と思われるように、家のバトンをちゃんと渡せるように仕事をしたいと心から思います。
まだまだ始まったばかりの西ヶ窪浜リノベ。
どんなことが待ち受けているのか、ハラハラドキドキワクワクしています。