column
上棟と椅子。
- 2020-02-25
- げんば
先週末は春日山の平屋の上棟式でした。
建物ボリュームが出来上がり、とてもワクワクしています。
オーナーさんのお子さんたちは、横に長く「駅みたい」と表現。
私はなんとなく厩舎を思わせる簡素な佇まいは、牧歌的で周辺環境によく馴染み、ゆったりとした豊かな空気感を纏う住まいだなと感じています。
豊かな暮らしが想像できる、家の雰囲気に滲み出る、そんな予感をしています。
外壁は杉板の無塗装。
時間とともに変化していく様子も魅力の一つとなる住まいにぴったりなプロポーションになっていると思います。
上棟式のあとは長野市へ移動してアメニティーショップアイさんで家具打ち合わせ。
家具のアドバイスを行いました。
手入れができる椅子は一生ものに近い。
50年、60年前から売れ続けている椅子もたくさんあります。
子供が成長とともに自分の椅子とともに巣立っていく。そんなストーリーがあってもいいと思います。
親から子へ、孫へと受け継いでいける椅子であってもいいと思います。
時間とストーリー纏う分だけ価値は上乗せされていきます。
家具って面白い。
そんな一脚を選ぶ基準にしても楽しいです。
家も家具も時間をまとえることが大切です。