敷地周辺の環境を活かして設計すること。
上棟して、建物が建って、まず始めにやっちゃうことが屋根の上に上がること。
屋根の上って特別感がありますね。
〇〇と煙は・・・ということなのでしょうか?
遠くを見通せるというのはやはり気持ちがいい。
国府池畔の家の屋根の上は絶景が広がっています。
ここは一体どこなのだろう・・・本当に上越市か?と思うぐらいの絶景が見れました。
この環境をどう家の中に落とし込み、享受するかが設計の醍醐味。
設計は常に受け身なんだなぁと感じています。
こんな環境がある土地も、違った環境のある土地も、エリアが同じなら相場が一緒というのが不動産価値の基準。
建築屋から見たらエリアでの相場ではなく、その土地の持つポテンシャルが価値基準。
この不思議なズレは住まいに、プラスになったりマイナスになったりします。
だからこそ土地を決めるときには設計者と決めると意外な掘り出し物が出て来たりします。
そのことは過去のブログにもありますので、そちらをどうぞ。
不動産と建築の価値基準のギャップを狙って土地選びすることも一つの方法です。
値段は一緒だけどあの土地だけなんか特別感ある。
そんな見えにくいポテンシャルを見つけるのが設計者の役割でもあります。
例えるなら、スーパーなどで買い物をしたときに、同じ価格設定で販売されている食材があります。
たくさん並べられているキャベツのどれが新鮮か、どれが美味しいかを見分ける、魚の切り身がどの部位かを見極めて脂が乗っているのか、さっぱりなのかを把握して買うような、肉の切り身を見てリブロース側なのか、サーロイン側なのかを見極めて気分によって味わうような、そんなちょっとしているだけで豊かな生活になる、ちょっとしたコツと同じです。
欲しい暮らしを手に入れるのは土地も重要な役割があります。
来週末は勉強会を予定していますので、ご興味ある方はお申し込みください。