column
春日山の平屋は建て方。屋根は重要です。
- 2020-02-20
- げんば
本日、工事中の春日山の平屋の建て方。
シンプルな切妻(普通の三角屋根)屋根のシルエットの住まい。
シンプルなシルエットだけど、水平ラインが長い。そこがとてもキレイ。
屋根下地が出来上がるとその水平ラインがより強調されてわかります。それは明日。
住まいの佇まいは屋根にあると思います。
住まいの品格も屋根に現れる。
建物を設計するときは、実は屋根に気を使う人が多いのです。
屋根はそのまま構造にもプランにも影響しています。ここ一般の人は見落としがちなのですが。。。
平屋は屋根が見える面積も大きいので特に重要。
風景に馴染む家の佇まいになってほしいです。
屋根が変わればまちなみも変わる。家づくりで意識したいことです。
正面から全体をとらえたいけど、画角にはいりません。
今回はこの長さがポイント。
基本的にはシンプルに考えるのだけれど、シンプルは何もしない、何も加えない、と思われがち。
シンプルと言っておけば無難とも思われがち。
でも、シンプルは削って削って(何を?)突き詰めて突き詰めてを繰り返して何事もなかったようにする実は大変な作業だったりします。
だからこそそこに品が漂うのだと思います。
繊細に技を施して素材の味を最大限に引き出す料理のような住まいを目指したい。