column
水辺で暮らすということ。
- 2019-05-24
- モノコト
国府池畔の家は基礎工事も中盤戦。
暑くなってきたけど、外仕事のため雨が降らない分、スケジュールはそれほど狂わないのがいい。
(職人さんは色々な現場がありバタバタのようで。。。消費増税前の駆け込み需要があるのかな?)
水辺に暮らすというのは無意識に惹かれる何かがあるのだと国府池畔の家の現場へ通うことで気づく。
穏やかな水面を見ていると静寂を感じるし、いい天気の日にはとても美しい。
冬は寒々しく感じる面があるのかもしれないけど、外界のモノクロの世界をぬくぬくとした家の中から見るのも美しさを感じられるのだろう。
考えてみると、木々に囲まれる暮らしは作ることはできるけど、大きな水面を持つ暮らしというのはつくることが難しい。(お金をかければ可能だけど。。。)
だから水のある暮らしというのはそれだけで価値があるのかもしれないと思いはじめています。
この時期は田植えシーズンで、田んぼには水が張られ、水面に空や周辺の風景が映り込み、とても美しい風景をつくっています。
田んぼの真ん中に家を建てたらとても楽しいだろうと思うことがある。
田植え時期はキラキラと輝く水面を楽しみ、夏頃には緑のふかふかな稲の中を浮いているように暮らし、秋には黄金色の絨毯、冬には白鳥などの渡り鳥が枯れた風景に彩りを加える。
そんな四季折々を感じながら暮らすことができたら最高。
多くの生き物が弊害となることもあるだろうけど、受け入れることさえできれば特別なものを手にすることができる。
ある程度制御することは建築でも可能だろうから、いつか稲穂の上を浮くような暮らしができる家づくりというのをしてみたい(笑)
こういった水辺の環境がある敷地は、上越地域では限られていると思います。
見つけた時は掘り出し物かもしれない。