イトーヨーカドー撤退で直江津はどうなる?
- 2018-11-14
- 上越風景採集
イトーヨーカドー直江津店の撤退ニュースが地元に大きな衝撃を与えています。
新潟県内のイトーヨーカドーは撤退が相次ぎ、柏崎、長岡に続き直江津もか。。。というのは衝撃的。
市街地型の大型ショッピングセンターとしては、この撤退が単に1店舗がなくなる以上にインパクトが大きいと感じます。
先日、撤退した柏崎のまちなかを歩く機会が新潟工科大学の設計授業の中でありました。
商店街に建つ併用住宅の課題の周辺調査の折に、シャッターがしまったイトーヨーカドーの前を通った時、大きな箱が使われないで存在する光景にショックを受けたところでした。
そのショックが大きいせいか、シャッターがしまっている店舗を見ると、寂しさが溢れるまちなみをより印象づける。
その中でもいくつかのお店は頑張っていてとても輝いて見える。それが今後の起爆剤となるのだと思うし、これからはそんな時代。
大きなものに集まるのではなく、小さな点が点在し、形成していく時代なのだと感じます。
単純な買い物はネットに大きく流れている世の中は変えられない。
その分、実店舗だからこそできる何か、わざわざ行きたくなる何かさえ築ければ十分やれる。
あらゆる媒体が小さくても可能になった今、個の力、個が輝ける、実力次第でなんとでもなる時代なのだと感じています。
小さな工務店経営をしていてもその流れは大いに感じるし、そんな今だからこそ私はやれていると実感する。
イトーヨカドー直江津店の撤退も、直江津が大いに面白くなる可能性に秘めている、面白くなる始まりを予感をしています。
少し楽観視すぎるかもしれませんが、多くのプレーヤーが楽しく活動できるそんなまちがいいと思います。
私もその中の一人だし、設計工務店として、建築が持つ可能性としてサポートできればと思います。
イトーヨーカドー日常の買い物によく利用していたので少し不便になり残念、何よりビールが豊富でお気に入りのハートランドと青い空と海のビールを置いているスーパーを他に知らないのが一番の痛手か。。。笑
それを探す時間も楽しいということにしておこう。
西本町の家はバリバリイトーヨカドーを意識した設計をしていました。
終日の賑わい(工事をして平日もここまで混むのか。。。と驚いた)、夜間の照明の明るさから、どう居心地のいい住まいとして成立させるのか、そんなことを考えて家づくりした結果の形。
イトーヨーカドー撤退のニュースを見た時、「更地にされたら目も当てられない」そう思ったけど、エルマールは残るようで建物もまだまだ現役でよかった。。。