強い一点を打ち続ける。
- 2020-03-28
- モノコト
独立して最初の仕事が三条市。
その次が長岡市。
そしてその頃現場へ行くついでに寄り道していたのが与板の商店街。
今でも中越地域に用事がある場合は、ついでに寄って行こうとする場所です。
どの地域にもありそうな、そして同じような状況にありそうな地方の商店街。
なぜそんなに私を惹きつけるのかというと、日本酒とコーヒーを手に入れるため。
日本酒とコーヒー。
そんなのどこでも手に入るでしょ。とは思うのですが、そこは少し違う。
そこにしか手に入らないものがあるからわざわざ行くのです。(当たり前か。)
日本酒はカネセ商店さんへ。全国の地酒が手に入る酒屋さんでこの辺で知っているのがこの酒屋さんしかない。
だからこそ行くとついつい寄ってその時のお酒を物色してしまいます。
今回は奈良萬と新政のラピスをゲット。
ネット通販もやっていますが正直わざわざネット通販までしたくない。。。というか、ネット通販で手軽に手に入ってしまうとついついすぐに手に入れてしまい破産してしまいそうだから、寄った時に手に入れようとしています。
コーヒーはずっと愛飲しているナカムラコーヒーロースターズ。
事務所でも自宅でもここのコーヒー豆。
色々ともらったり買ったり試してみたけどやっぱりここのコーヒーが美味しいという結論から、ずっとここのコーヒー豆を使っています。
コーヒーは消耗品に近いためなくなったらネット通販していますが、でもやっぱりお店にも行きたい。
お店購入でカフェラテのサービスがあり、このカフェラテも絶品。
最近、ナルスでも置いてあるのを発見しましたが容量が小さいのでやっぱり直接買いたい。
そんなコーヒーを事務所でも打ち合わせ時にお出ししているのですが、設計中のクライアントの長岡出身の方で、「与板に美味しい大判焼き屋さんがある」という情報をいただいたので同じ商店街内にあるお店でゲット。
特大大判焼きはお腹にずっしりです。
日本酒にしても、コーヒーにしてもここにしかない何かがあるからわざわざ行きたくなる。
みんなネット通販もしているからわざわざ行かなくてもいいのだけど、どうせなら行きたい強い力がある。
決して地域密着が売りではなく、地域に張り付くことが大事なのだと感じます。
以前、ある工務店社長から言われたことがあります。
「地元密着は外から来て商売している人がやること。地元の人はどんどん外に出なきゃダメ。」
この言葉がずっと心にあります。
外から来た人はその地域の良さに気付きやすく、内にいる人はその良さに気づかずに何もしない。とはよく聞く話ですが私はそうは思っていません。
外から来た人はそのストーリー性から地域の良さを発信しやすく伝わりやすい背景があり、内にいる人は同じことを言ったとしても薄まってしまうことがある。
だから地元密着は外から来た人が一生懸命やるといい。
じゃあずっと地元にいる私は何をしたらいいか。。。
地元にいながら強烈な点を打ち続けることが大事だと思っています。
地元にいながら、他地域からも求められる存在であり続けること。それは強力で特別な存在なんだと思います。
実は私のルールとして「地元密着」という言葉は禁句だったり(笑)
派手さがなくあまりフューチャーされないけど、きっと潜在的に意識しているお店企業がたくさんあると思います。
色々な点があるからまちは楽しくなる。
そう思いながら日々活動しています。