5つの約束/ヒューマンスケール、全棟構造計算、高気密高断熱、自然素材、美しい設計
暮らしの工房の家づくり、5つの約束
1.人に忠実であること
暮らしの工房は、人の暮らし、動き、感覚に対して忠実に設計することを旨としています。つまりそれは「人」を基準とすること。ヒューマンスケールに基づいた寸法を積み重ねることで、日々ストレスなく暮らすことができる住まいを実現します。コンパクトでも居心地がよく、使い勝手のいい効率のいい家を設計します。
2.誠実であること
一方、素材選択の基準は「誠実」であることです。○○風、○○調という擬似製品ではなく、本物の素材を使用し、素材の役割を理解し活かし切る。このことにより、演出的な「ハリボテ」でなく実直な空間をつくることができます。「誠実」であることは、町並み対しても同じ。佇まいを調和させ、植栽(緑)を寄与することで、町並のなかのひとりとしての責任を果たします。
3.簡潔であること
設計においては複雑に解かずに簡素に問題解決をします。そのために意識していることは、一手一役ではなく、一手多役、つまり「兼ねる」ということ。とくに小さな家の設計では、この一手多役がゆたかな空間づくりには欠かせません。生活のシーンや家族の変化に応じて、いかようにも使えるフレキシブルな空間にするには、お客さまの要望をきちんと受け止め、簡潔に解くことが求められます。
4.持続できること・全棟構造計算(耐震等級2以上)高気密高断熱(HEAT20G1以上)
サスティナブル(持続可能)であるということは、時代の要求でもある省エネルギー化にはきちんと数値で表し、「見える化」するということ。UA値0.46以下(HEAT20G1以上)が標準設計です。
一棟一棟構造計算し、耐震等級の最高等級である3を実現(積雪設計の場合は2以上)、また維持管理を容易にするためにメンテナンスを考慮した設計施工をしています。そのためには製造持続が不安定な既製品ではなく、普遍的な材料を使うこと、そう、普遍的であることが持続可能であるためにはとても大切だと考えます。マスターピースと言われる名作(過去)から再編集し、今の時代の技術と基準でそれを再現する。暮らしの工房は、性能だけでない持続可能な家づくりを目指しています。
5.パフォーマンスの最大化
安易に既製品を用いるのでなく、設計で暮らしやすさを最大化する。目先のイニシャルコストでなく、トータルのライフサイクルコストで考えること。「〇〇したい」という表面的な要望を実現するのではなく、なぜそれが必要だと思うのかという本質的な要望を読み切ること。こうしたことの積み重ねで、住まいのパフォーマンスを最大化します。