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3-6-35mahorobakanⅡ-A, Kokufu,
Joetsu-shi, Niigata, 942-0082, Japan
作品
works

アウトドアリビングのある平屋

砂丘地帯の中の緩やかな高低差が続く既存住宅地の中に建つ住まい。

敷地と道路にも80cm程の高低差がある。

南側には緑豊かな公園があり、その奥に下がっていく街や家々を望むことができる敷地。

そんな周辺環境を車寄せのようなスロープのアプローチで繋ぐことで、周辺風景を暮らしの中に引き込む計画。

家の大きさは21坪ととてもコンパクトに計画しながら、外の風景や半屋外空間など繋ぐことによって数字では表せない空間の広がりを持ちながら、適度な広さのある暮らしが営める、2人暮らしのための終の住処を建てた。

セカンドライフを迎えるために、家の時間、暮らしを充実させるための夫婦二人暮らしのための住まい。

 

建物スペック

耐震性能は許容応力度計算による耐震等級3(積雪荷重1m)

断熱性能はUA値=0.23(HEAT20G3)

気密性能C値=0.2

 

玄関前まで車が寄せられるアプローチ。80cmの高低差をスロープで解消するために、アーチを作りながらスロープ距離を確保した。

アウトドアリビングの前に植栽を入れながら、緑の連続性をつくる。

玄関は風雪から守るために囲われた玄関ポーチに。

アプローチの植栽と、内部から見える植栽を計画しながら庭を配置。

  外とつながるアウトドアリビングは、アプローチの前にも緩衝帯としての小さな庭を。

リビングダイニングは吹き抜けにアールの天井を持った包まれるような空間に。南の公園、敷地の庭、アウトドアリビングと徐々に外部を引き込みながら、内部空間は大きな空間に。

開放的な空間も外にダイレクトに繋がらない安心感をつくった。

ダイニングとつながるアウトドアリビング。その時々で色々な食事シーンを想像できる。

入ってくる動線、視線の先に抜けをつくる。

夫婦2人暮らし、時に帰省する子らのために、様々なシーンで快適に対応できる丸型のダイニングテーブル。

窓際のソファ。外やアウトドアリビングに視線が向くような位置に配置。

LDKの内部空間。多様に使えるロフト空間、仏間としてのタタミ空間、キッチンと雑多になりがちな空間に、見えない境界を持ちながらつながることで、メイン空間でシンプルライフができるように計画。

タタミの間としての仏間空間。

タタミの間の中にある小さな書斎。文机になったり、ベンチになったり。

小さなタタミの間から大きなLD空間、半屋外のアウトドアリビング、外部とつながり、多様な空間の連続性がある。

屋根に囲まれたアウトドアリビング。開放感とこもり感、天候に左右されない使いやすさなどで活用しやすいアウトドアリビングに。

内部の延長として使える外部空間は利便性が高い。

独立して集中できるキッチン。造作キッチンで家具のように。床は水等に気を使わないリノリウムタイル。

独立したキッチンだけれど、ダイニングとの動線、LD空間、アウトドアリビングとのつながりを強く意識する。

帰省時の寝床しても活用できるロフト空間。常時は特別な居場所になる。

天井の低い小さな空間は動的ではなく、静的に。

吹き抜けとつながり、上部から冷房を効かせるエアコンルームとしての役割もある。

  アールの天井で一体感をもつLDの吹き抜けと空間としてつながる。

玄関ホール。天井の高い空間で上部から柔らかい光を包むように

玄関横のクローク。個室へとつながる。二人暮らしの玄関収納はそれほど多くは必要としない。趣味としての収納空間であり、それらの活動を支える個室の寝室につながってくる。

夫婦二人暮らしのそれぞれ独立した個室。セカンドライフとしてそれぞれが充実した時間を過ごせるようになる。

個室から玄関クロークへとつながる。

もう一つの個室は北側の緑豊かな隣地の借景。柔らかく優しい光が落ち着いて部屋にしてくれる。

洗面脱衣室。杉板で囲まれる。床はリノリウムタイル。

 トイレも杉板に包まれる空間に。

 

 

 


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