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雪国の小さな山荘
- 2020.12 竣工
- 新築
- 悠然とした周辺環境の中に、小さく佇む山荘のような住まい。
- 豪雪地、自然落雪、雪国の風景をつくるプロポーションを心がけ、
- 雪に埋まる一階から生活を離し、2階ワンフロアで暮らしが完結できる計画。
雪に包まれた時が一番佇まいがよく、楽しく暮らせる住まいをコンセプトにしている。
23坪の小さな山荘は、住まいとしてはもちろん、セカンドハウスや2拠点生活での暮らしを支えるに十分な住まいとなっている。
建物スペック
耐震性能は許容応力度計算による耐震等級2(積雪荷重1m落雪屋根)
断熱性能はUA値=0.42(HEAT20G1)
気密性能C値=0.2。
風景を望める中心にダイニングを設け、ダイニングに接続するように小さな小上がり空間やベランダがつながる。
内部空間は落雪屋根となった片流れの大きな屋根の下で包まれるような空間に。
部屋を家具や壁で仕切りながら、各スペースは上部で繋がり空間を共有する。
ダイニングから見える風景。
生活の中心がダイニングスペース。生活の中心からどんな風景が見えるかを大切にする。
キッチンに立った風景。
コンパクトな住まいならではの見通しのきくキッチンに。
寝室スペース。
屋根下の大きな空間の中に、R天井で包まれるように壁と一体化させて連続性をつくる。
2階を跳ね出して大きな軒下空間をつくる。
夏季は畑や外での暮らしの快適な居場所に。
冬季は屋根から落ちてくる雪との距離を最大限取るための空間となっている。
軒先と跳ね出しにより建物の形をつくる。
もともとあったアプローチをそのまま再利用して、今の住まいの玄関先と繋げる。