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3-6-35mahorobakanⅡ-A, Kokufu,
Joetsu-shi, Niigata, 942-0082, Japan
作品
works

西ヶ窪浜の断熱リノベーション

家を持つということ。

建売、中古再販住宅などを探し回ったクライアントから相談を受けて出した答えが手頃な中古住宅を見つけて基本性能を高めて自分たちの暮らしを手に入れることだった。

相談の中から見せられたいくつかの物件は、表面は綺麗にされているものの、断熱や構造について塾考されている物件は皆無。

家を持つだけが幸せ・豊かさになるのではない。

その家で快適に心地よく暮らせてこそ幸せ・豊かさに結びつく。

家も暮らしも中身が大切だ。という思いの中、手頃な中古住宅を購入してHEAT20G1グレードの断熱性能を確保した断熱リノベーションを施し、建売、中古再販住宅同等の価格帯で快適な暮らしを手に入れるプロジェクトとなった。

この家には扉がほとんどない。

断熱を入れた空間(中)と入れてない空間(外)を行き来する扉と、水回りの必要最低限の戸のみ。

続き間だった空間を、断熱性能を高めることによって大きな一空間とし、壁をずらしながら各スペースを確保。

LDKに微妙にくっつくように寝室やサンルーム、子供部屋等を配置。

続き間だった前の空間の個性を活かしながら、一空間でありながらプライバシーを保てる設計の工夫をした。

インテリアは素材感を感じられるように、杉のフローリング、ラワンベニアを主体として安価だけど素材感に溢れる上質な空間を目指し、建売住宅と一線を画す仕様になっている。


ダイニングを中心に小上がり畳リビングが繋がる。左奥は水回り、右奥は子供部屋スペース。

リフォーム前


  • 畳の続き間で細かく仕切られた空間

  • ダイニング

  • キッチン

  • 断熱工事の様子

ダイニングから畳リビングスペースをみる。畳リビングの裏は寝室空間へと向かうスペースに。

畳リビングは一段上げてダイニングと高さ調整。空間の変化をもたらす。

畳リビングからダイニング。ダイニングの奥にキッチン。一空間の中に家具や壁などでずれながら繋がっていく。

寝室。クローゼット。サンルームへと繋がる。扉の代わりにリネンカーテンでゆるく繋がっていく。

ダイニングから寝室をみる。壁をずらしながら配置しているため、寝室自体は直接見えず外へと視線が抜けていく。

キッチン。システムキッチンでコストを抑えながら、要所で造作家具を配置して木質化を図る。
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